音楽と向き合う、自分と向き合う。たまには歌の話でも。
2/11の祝日に、ライブします。
よかったら来てください。
大名のガレリアというカフェで、13時からです。素敵な歌を披露できるとおもいます。
というわけで、久々歌を練習している。
「おかあさんといっしょ」や「いないいないばあ」の歌、または「セサミストリート」の歌を口ずさむ程度の生活しかしていない私が、フルパワーでもう一度人前で歌うことになった。
かなりのブランクがある。2年。
日々の練習をなぜしておかなかったんだ、と言われても、本番がある→ヤバイ→練習するタイプの人間にそれはムリな話。
ヤバイ状況になったのと、さすがにブランクか気になるので1ヶ月ほど、毎日1時間程度練習している。
冬は練習するには最悪の季節。
乾燥しとるわ、体は冷えてるわ、温まりにくいわ、動きは悪い。
いきなり歌なんて歌い始めたら、弱っちいうちの喉は即潰れるのでストレッチや発声を丁寧にやるしかない。
…時間がもったいない!!あああ!!!
すぐにイライラする( -"-)
ただここでさっさと終わらせると、地声の方向を間違えてひどいものになるし、練習時でのストレスも半端ないので耐える。
体の使い方や筋肉が衰えているのを実感する。
最初はそれに一番イライラしていた。
「いやいや、そう簡単に前の自分を超えられるわけないだろ。前頑張っていた自分に失礼だ」
と思うようになってからラクになった。
「今できることを100パーセントやる」
私にできるのはこれだけだ。
以前から、「衰える」という言葉が気にくわない。
老いや死を連想させるからだろうか。日本茶インストラクターの試験勉強をしている時でも、脳の老いを感じてブルーになった。
まだ30代なのに、これからどうやって生きていけばいいんだ。絶望まで感じた。
そんな私には、村上春樹さんの「老いをそのまま観察してあるがまま受け止める」という言葉に救われた。
とりあえず、何もやらないよりはやったほうが衰えは食い止められるんだから、イヤならやるしかない。
そして本当にイヤなのでやっている。
昔は苦手だった現実を見る、というのも年をとったら少しは上手にできるようになったじゃないか。
勘が戻ってきて、曲も仕上がってきたじゃないか。
と、自分を褒めてみる。
私にとって、歌とは生きていることを実感できるもの。
命や生をダイレクトに味わえ、聴き手にも共有される。歌声を聴いて、鳥肌が立つ原始的な感覚。Gospelやソウルミュージックが好きだ。今みたいな閉塞感が高まっている世の中にこそ、必要な音楽なのではと思う。
そんなわたしは、未だにジャズを歌う気にはなれない。
「大人になったらジャズが良くなるのよ」
という歌の先生の言葉がいつも浮かぶ。
まだ大人への道は遠い…
なぜかいつものですます調じゃなくなってしまいました(^_^;)
また次回。