アメリカでもお茶。淹れる習慣に自分が救われている。
ども、レイコです。
日本からどの急須を持っていくか考えに考え抜いた末…
お気に入りがこちら。
ヤマキイカイ 四季彩 堀田憲児作 白練込 水玉 急須 桃 G275
- 出版社/メーカー: ヤマキイカイ
- 発売日: 2014/09/01
- メディア: ホーム&キッチン
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友人からピンクのかわいらしい南部鉄器急須を先にもらったので、それに合わせてピンクの水玉。
普通の急須ってかわいらしくないから…好かんとよねー(笑)
もちろん朱泥のことや急須についての知識も多少持っててお茶が美味しく淹れられるやつと分かっていても、見た目が受け付けん!というやつが多い。
ちなみにこれは金網ではなく陶器でできてます。(ささめ網といいます。)
今はほとんどが金網(ステンレスだったりフッ素加工とかされてます)の中、あえてのこちら。
理由は
金網は経年劣化してしまうから
アメリカで交換するのなんて面倒す・ぎ・る!!
これに尽きます。
ささめ網は葉が穴に詰まりやすいし、お茶にも細かな茶葉が出てくるんやけど、まあそんなの許容範囲〜。葉もついでに飲んどきゃより健康!
あと木を見て森を見ない私は、毎回網を掃除してしまう性格だから大丈夫(←なにが)
家はとっ散らかってるのに、急須だけは美しい…
水の研究はまだできてないんだけど、とりあえず我が夫が購入したこの浄水ポットを使用中です。
アメリカは硬水。(日本は軟水。)
お茶にあまり向いてない水、味にどれだけ影響があるのか?と前から興味深々。
この浄水を使っての個人的な感想として、
・お茶の香り、味の細かなニュアンスが失われる。
・味が薄く感じる。
・色はほぼ変わらない。
・日本の時と同じくらいの味にするには、お茶の葉を1.3〜1.5倍使わないといけない。
前より消費が早くてもったいない…と思いながらもお茶を淹れずにはいられない。
福岡に住んでた時から約1年7ヶ月、毎日3回きっちりお茶を淹れてきた。
淹れてる時に、
このお茶はあの人のところか〜。
とか、
あの山の中でお茶作ろうっちゃ大変すぎやろ。
とか、
少しかぶせの香りがするねえ。
とか。
深い緑の色を見ながら自分と向き合うたった数分の時間。
私は青空の下、八女の茶畑に立っているような、そんな感覚になる。
英語もできない、
車の運転もできない、
夜までほとんど娘とふたりきり、
知り合いもあまりいない、
何にもできない無力さと
どうにかなりたいと焦る気持ち
お茶を淹れる間は忘れることができる。
心をまっすぐにすることができる。
お茶は飲むだけじゃなく
淹れる作業に救われるとは思ってもみませんでした。
茶道や煎茶道が存在している理由がわかった気もしました。
習慣を通して日本茶が私の一部となったのだなあ、とただただ感謝。
ではまた次回。