幸せの国、ブータン。
この前、たまたまテレビをつけたら
ブータン、幸せの国とか、国王が猪木に似てるな、その程度の情報しか知らなかったので、ものすごい感銘を受けました。
若いOLさんは、こじんまりとして片付けられている部屋に住んでいる。
「これくらいでちょうどいいのです。これ以上は必要ありません。」
足るを知る。
物質で満たされたとしても、それは本当の幸せではありません。ときたもんだ。
お祈りする3人組の女性達。
「生きとし生けるものが全て幸せになりますように」との気持ちを込めるそう。
人間だけではなくてね。
輪廻転生の考え方がベースになっているからだろうね。
街中を歩いている人々、顔が日本人そっくり。
着てる衣服も、着物みたいなやつ。すごい親近感を覚えたけど。
心のあり方が日本人とブータンの人とでは、全然違うと思った。
ブータンでは、国民総生産ではなく、国民総幸福量(GNH)が設けられているそう。
満足度、精神面、自殺について、環境に関する教養、Cultural literacy、信用感などの項目があって、
例えば満足度の質問は、
「自分で幸せだと思うか?幸せになるにはどのようなことが必要か?」とかね。
ブータン国立研究所所長はこう述べている。
「経済成長率が高い国や医療が高度な国、消費や所得が多い国の人々は本当に幸せだろうか。
先進国でうつ病に悩む人が多いのはなぜか。地球環境を破壊しながら成長を遂げて、豊かな社会は訪れるのか。
他者とのつながり、自由な時間、自然とのふれあいは人間が安心して暮らす中で欠かせない要素だ。
金融危機の中、関心が一段と高まり、GNHの考えに基づく政策が欧米では浸透しつつある。
GDPの巨大な幻想に気づく時が来ているのではないか。」
経済成長を遂げて、ある意味豊かな国になったのかもしれないけれど、
自殺する人が年3万人超え。うつ病は100万人以上。
それで、いいんだろうか?
望んだことなんだろうか??
今、みんな苦しんでいるようにしか見えないよ。
番組では、ブータンから派生してダライ・ラマ14世との対談もあって、
「これからは、お金のことを60%考えて、心のことを40%考えてみてほしい」と言っていたのを覚えてます。
仏教は、心のありさまを見つめる研究的な面があるし、なるほどなー、とピンときました。
ちゃんとお金のことも、って言ってるあたりがまたすごいよなー、と思っちゃう。
日本は、心のことを考えずにきてしまったから、心を亡くすと書いて忙しくなったのかもしれないね。
この国に、未来や生き方のヒントが隠されているはずだ!ナイスだぜ、テレ東!!
直感だけど、本当にそんな気がする。
子供を育てる方針にも役立つと思うし、考え方を学ぶいいチャンスだわね。
ちなみに、行動派代表のワタクシ。
すでにダライ・ラマの本を購入いたしました。(笑)
ほいで、妊婦じゃなかったら、確実にブータンに行ってたよねーーー!(爆)
いつか必ず訪れるつもりです。お腹の子と一緒に!今後の楽しみが1つ増えました。