アメリカでお茶をいれる人のブログ。

by natural yellow woman. 日本茶インストラクター16期。福岡出身で八女茶をこよなく愛しております。カフェインに弱いのがたまにキズ。San Francisco(というよりは)East Bayでふざける人の日記。

八女お茶ツアーその3。くま園&おぼろ夢茶房さん。

さあっ、3つめ。
あやふやさにも程があるやろ!と自分でツッコミたくなりますが。

今回は、くま園さんです。

八女の上陽町で茶園を営まれています。
去年、こちらで人生初の茶摘みをさせていただきました。

上陽町のMr.ダンディと勝手に心の中で呼んでいます、久間のおじ様に1年ぶりに再会。相変わらずの男前です。

色々畑をまわらせてもらいました。
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話しとる内容がちかっぱディープです。
うちが覚えとる限りでは、

  • 他のところは敷き藁をしてた畑もあったけど?→うちは成園ではしとらんよ。土に陽が当たらんくなるけん。
  • 肥料をやるタイミングも、土に浸透するのに時間がかかるのを踏まえとかないかん。(お茶は根に養分を蓄えます。)
  • 古葉が入らんごと、ここの高さを見極めて刈っとろーが?(畑を指差すMr.ダンディ)

→いや、素人にはわからん。笑
でも説明を聞いたら理解できました。


こちらは煎茶仕様だったところを、玉露園に変換したさえみどりの畑です。
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天井のやつ、作るの大変やったろうな(>_<)
ちなみに、藁で編んだものはこちらでは「こも」と呼ぶそうです。すまきじゃないのね。八女のなかでも呼び名も違うっちゃねえ。

なぜ玉露園に変えたのか?という質問に
「そりゃー、生産者のプライドたい」

ちかっぱカッコよかー( 」´o`)」!

手塩にかけて育てられている玉露を…


今年の4/26に摘むことになりました(@_@)

恐れ多すぎる!!!

(もちろんプロや、他の私のような素人さんも一緒に摘みますからね、安心してください。)

摘み残しが多か〜と怒られんごと頑張りたいです(T_T)

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お茶を育てるのに、これが正解!というのはない。
その時々で、最適解を決定して実行するっていうのは長年の経験と勉強、そして勇気も必要だなあと思いました。

こういう類の勇気や決定力のない私からしたら、生産者の皆さんは全員雲の上の人です。尊敬。

今日も美味しいお茶を飲めてありがたく飲ませてもらってます!と手をパンパン叩いたよ。


ではまた次回。